新聞などを見ると信じられなく安い旅行が目白押しで
デパートの特売場かバナナの叩き売りみたい。
かってある航空会社に勤めている友人が我々だって
こんな安い値段では卸していないよとビックリしていた。
話しに聞くと年間何千席だか何百席だかを使用するといって
旅行業社が安く買い叩いているのだそうだ。
その昔、航空運賃の値下げを要求する旅行業者達に対して
ある航空会社の人間が「貴方達はもっと安くしてもらわないと
経営が成り立たないというから、こっちも色々と算段して
安くすれば、その分自分達の商品の値下げに使ってしまう
じゃないか」と言ったそうだ。
今やその航空会社も航空会社で、旅行業者に安く売った余りの分を
早割制度で一般客に売っているが、片方では大安売りで卸しているから
経営が成り立たなくなるのは当たり前だ。
ある旅行業者から航空券を買えばバカ安だが、さもなければ
燃料代だの税金だのを取られて高い金額を払わなければならない
なんて随分ひどい話しだと思う。
こんなおかしな情況を政府でも旅行会社の組合でも
何故やめさせようとしないのだろうか。