1月6日はエピファニア。公現祭といって12月8日の「非原罪のお孕み」
(キリストがマリアのお腹に宿った日)と同じくキリスト教でもカトリック
だけの祭日だそうだ。キリストが始めて他人に会った日ということだが、
会ったのは東方からの三博士だか三賢人。キリストが生まれたと
聞いた三人が流れ星に導かれてベツレヘムだかにやってきたが、
何処にいる誰だか皆目分からない。方々を探し回った挙句、王様の
ヘロデに聞きに行った。
当時のユダヤには長男を殺すという残忍な風習だか法律があったらしい。
長男殺しはユダヤと隣同士だったフェニキアにも伝わったらしく、
フェニキア人が北アフリカに建てたカルタゴでも行われていたが、
そのようなわけで、ヘロデは男の新生児についての情報は全て
知っていたに違いない。
三賢人は生まれた途端のキリストに会ったのではなく、方々を探し回った末、
今の暦でいえば生まれてから13日目に対面したことになる。
以上、個人的な独断と偏見に満ちた見解。