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サン ヴァレンティーノ
  2月14日は聖ヴァレンティーノ(Valentino)の日。
中部イタリアのウンブリア地方に生まれてその地の司祭になったが
後年死刑にされた聖人だ。
 司祭の時代、親の赦さぬ仲の若者を結婚させてやったり、100組の
結婚式をあたりと色々と男女の仲を取り持ったので愛の聖人と呼ばれて
いるが、イタリアでは余り重きを置かれていないみたいだ。
死刑に遭ったせいだろうか。
 女性から愛を告白するのははしたないことと思われていた昔から
彼の祝日の2月14日だけは女性から求愛しても良いということで、
ささやかな贈り物にたくして思いのたけを好きな男性に打ち明けていたようだ。
  戦後日本のチョコレート メイカーがこの日の贈り物としてチョコレートを
売り出して以来、大評判となって、いわれも知らぬ連中が幾つも買うようになり、
バーのマダムが20も30も買いあさるのを見たこともある。もらった男性は
ホワイト ディだかにパンティをお返し物にするとあっては、聖ヴァレンティーノも
さぞ仰天していることだろう。
  でもこの風習、本家のイタリアにも飛び火して、小さなチョコレートの函に
「このチョコレートを愛の苗床に植えて毎日キスの雨を降らしてやれば、
2月14日には恋の花が咲きます」と書いてあった。これだと2月14日でなくても
何時でも売れる。
(僕とイタリアは今日休みます)。
by pincopallino2 | 2011-02-14 11:26
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