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古き良き時代のローマ  カンツォーネ 1
  レナート カロソ-ネやクアルテット チェトラ等の音楽家が活躍していた
50年位前のローマはノンビリとして人の付き合いもよく、まさにベル エポックの
時代だったと土地の人々も懐かしむ。 町のたたずまいも昔と殆ど変わってなく、
戦前をローマで過した家内も子供時代と同じだと驚いたものだ。
  歌の話しから始めたので、その頃のことまづは流行歌から書いてみようと思うが、
当時のカンツォーネは良い歌が多く、聴いていて楽しかった。  ローマの下町生まれの
歌手クラウディオ ヴィッラとは後年知り合いになったが、イタリアで初めて買った
レコードは彼のカジーナ デル バイヨンという曲だった。 日本から始まったという
ドドンパもケスラーというドイツ人の双子の姉妹が歌っていたが、二人とも背の高い
美人なので結構評判だった。 但しドドンパでなく、ダ ダ ウン パ。
  カテリ-ナ ヴァレンテはサーカス小屋で生まれたそうだが、歌がうまく、美人で
頭もよいのでたいへんな人気だった。 たしか数カ国のヨーロッパ語を話していた。
  ウルラトリーチェ(叫ぶ人)といわれたミーナとミルヴァはライバル同士。
ミーナの(月焼け)という曲はレコード会社に勤めていた中学時代の友人に頼まれて
イタリアからレコードを取り寄せてやったら、暫くしてザ ピーナッツという双子の
歌手が(月影のナポリ)という題で歌いだしたのでビックリした。
  何回も来日してすっかり日本贔屓になったミーナも今と違って「タンゴ イタリアーノ」
だの「アヴァ ジュール」だのと数々の傑作を歌っていた。
by pincopallino2 | 2012-02-16 13:27
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