今は廃刊になってしまったと思うが、素晴らしい豪華雑誌の出版者。
新聞記者達と一杯やった後、自宅に招待してくれた。 ローマのオリンピック
スタディアムに近い高級住宅街の豪壮な家で、こんな大きいのが造れるのかと
思うような板ガラスの窓を通してローマの街が眺められ、どの部屋にも甘い
音楽が流れていたが、女っけは全くなくて、出て来るのは男の召使いばかり。
皆鋭い目をしているから始めはガードマンだと思ったが、そのうち新聞記者の
一人が本棚の本を見てやっぱり彼は同性愛者だといった。
ヤクザっぽい男達ばかりだったのは雇い主の好みなのだろう。