大使館
  戦前の駐イタリア日本大使館はローマのヴィア レジーナ マルゲリータにあった
ビルで一軒だけ道路にはみ出したような立派な建物だったが、イタリアが日本に
宣戦布告をするとともに没収されたしまった。 この建物、今も残っていて、
サウジ アラビアだかの大使館になっている。
  だから戦後外交関係が復活した時、日本は大使館を探さなければならなかった。
最初は高級住宅地のパリオリだったが、一戸立ちの民家、次いでテヴェレ川そいの
やはり民家の一軒屋。 いずれも大使館と云えるようなものではなかった。
現在の所に越したのはその後で、大使の公邸はたしかモンテ マリオの奥だった。
  それに引き換え日本はイタリアの駐日大使館の場所を元のまま保管しておいた。
昔の大名屋敷の跡で日本式庭園が素晴らしい。 四十七士のうち何人かが切腹した
場所だそうで、毎年12月14日には義士顕彰会の人々がお参りに来る。
  大使館の事務所はお粗末のままだったが、最近立て直した。
大使の公邸は暫く藤山愛一郎の屋敷を借りていたが、今は大使館と同じ所に
立派な建物を造り、イタリアのカラヴィニエーリが門番に立っている。
  ローマにはもう一つ駐ヴァティカンの日本大使館があって、昔は日本への大使もやった
貴族がスペイン大使として留守にしている間の家を借りていたが、今はどこにあるか
知らない。
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by pincopallino2 | 2012-04-14 11:07 | Comments(0)
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