何年か前の冬、ミラノからアルプスの南山麓沿いに車で
東の方にあるボルツァーノに行く途中、蕎麦粉の産地ボルミオで
昼食をとっていたら大雪になって先に行く道も閉鎖になってしまい、
所々に濃いカーキ色の服を着た屈強の男達が屯し始めた。
聞いたら山岳救助隊員達で、普段は別の仕事をしているが、
大雪のような時には集まって待機し、遭難とか救助の一方が入ったら
最寄の救助隊が出動するのだとのこと。
彼等から遠回りになるが、国境を越えてスイスの道を通るなら
行けると聞いて、何とか目的地に着いたことがある。
日本でも大雪の時など、こんな救助隊が各所に待機するのだ
ろうか。