ムッソリーニの恋人クラ-ラ ペタッチ 2.
 日本の終戦は1945年だったが、ヨーロッパではそれ以前の1943年には
独伊枢軸軍の戦況が次第に思わしくなくなっていた。イタリアでは国王と
バドリオ元帥の画策によってムッソリーニが逮捕され、当時はローマに
沢山居た在留邦人達も北イタリア目指して避難し始めていた。
 そんな頃、筆者は元オーストリア領で西チロル州の州都でもあった風光明媚な
保養地メラーノに、特派員である父親をローマに残したまま母親、兄弟、姉妹、
お手伝いさん達と疎開していたが、ある日兄弟達と宿舎のホテルの前庭で
遊んでいると、オートバイに先導された黒塗りの車がクラクションを
ならしながら疾走してきてホテルに横付けになり、中から3人のイタリア女性、
クラーラ ペタッチとその実母、実妹が降り立ったが、いずれも秋の早い
メラーノには場違いの夏服を着て寒そうに肩をすぼめていたそうだ。
 ものものしい護衛とは裏腹にみすぼらしい恰好をしたクラーラ達に同情した
筆者のお母さんは早速自分の衣料や石鹸等の化粧品をもってクラーラ達の
部屋に行き、以後親交を深めることになる。
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by pincopallino2 | 2016-07-30 15:23 | Comments(0)
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