ムッソリーニの恋人クラーラ ペタッチ 5
 ムッソリーニが毎日新聞の支局用として別荘を手配してくれたのは
最初の会談の時か、その後何回か会っているうちに決まったのか判然と
しないが、ムッソリーニは代償としてクラーラを同居させてほしいと
言い出した。新聞社といっても地方局だから特派員一人位だったろうし、
建物は4階建てだったから余裕は充分過ぎる程あったと思われる。
 ドイツ軍はクラーラ警護の為と称して親衛隊長以下4名の親衛隊員を
配置したので、日本側も支局員ということにして2人の日本人を
置いたが、これが一人はイタリアに勉強しに来ていた歌手、一人は
フラメンコ ギターを習っていたというから、およそ警備員には
似つかない優男であったようだ。
 1944年の夏、筆者は兄とともにこの別荘に行く。クラーラの兄の
マルチェッロが夫婦で2人の子供を連れて夏休みを過ごしに来るので、
遊び相手をする為だった。子供は5歳のペングィーノと4歳のブルーノという
男の子達だったが、兄弟、まったく似てなく、しかもマルチェッロ夫妻、
クラーラとも兄のペングィーノばかり可愛がって、弟のブルーノを粗略にする。
筆者は子供心にも義憤を感じていたようだが、周囲の人の話からも
長男はムッソリーニとクラーラとの間にできた子だろうと推測する。
 ちなみに ペングイーノ(ペンギン)という名前も正式の名前としては
おかしい。ムッソリーニも若い頃同じあだ名で呼ばれていたそうだ。



そんなある日、突然庭中に
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by pincopallino2 | 2016-08-04 11:07
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