東京外語の歌
 僕がイタリア語を学んだ東京外語にはキンキラ節という学生歌があった。
熊本だかで歌われるものが元だと聞いたことがあるが、何かの折学生達が集まると
歌いだす。
 「ロシア良いとこ、ウォッカが飲めて、スラヴ美人の膝枕」  とか
 「花のパリをアヴェックで行けば、ムーラン ルージュに灯がともる」  
 「赤い腰巻、伊達にはしめぬ。魔除け虫除け男寄せ」 といったような
単純な歌詞で、全て即興だが、一人が歌いだすと皆が後に続き、ところどころをリフレインして
ソレモソウカイナ キンキラキンで閉めると他の者が次の歌を歌いだして果てしがない。
伴奏は太鼓だけ。
 終戦直後、一面の焼け野原を見て「これでは折角外国語を習っても一生海外には
行かれないな」と絶望感に捕らえられながらも、自分達の勉強している国のことを偲んで
歌ったものだ。
 この他に各語部ごとに歌があったが、蒙古語部の蒙古放浪歌は素晴らしかった。
もう一度聞いてみたいが、今では知っている者がいないだろう。
 キンキラ節も歌っていないと思う。
 美術学校(今の東京芸術大学美術部?)にもチャカホイ節という面白い歌があったが
歌詞が卑猥とのことで、戦争中に禁止されてしまった。
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by pincopallino2 | 2008-02-20 12:01
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