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イタリアの女性 13
イタリアでのことだがフランス人の話し。
懇意にしてるバス会社の社長の招待で、ローマの夜の観光バスに乗った。
名所よりナイト スポットを回るコースで満席だったがそのうち同乗者の
フランス人夫婦と仲良くなった。二人とも中年で綺麗な奥さんだった。
二箇所目だったか、奥さんの様子がおかしいのに気づいた。なんとなく
ソワソワしている。見ると近くにやはりフランス人らしい男が立っていて
彼女を見つめっぱなし。興味をそそられて注意していると、その男何処へ
行っても近くにいて奥さんを見ている。一目惚れして、亭主がいるのも
構わず誘惑しようとしているように見えたが、そのうち亭主も気づいて
段々機嫌が悪くなり、奥さんに文句を言い出した。可哀そうな奥さんは
とうとう泣き出してしまったが、男はそれを後からジッと見ているばかり。
 やがて観光が終わって客はそれぞれのホテル戻っていったが、部屋で
奥さんは身に降り懸った災難でさぞ亭主にいびられたことだろう。
 それにしても、夫が傍に居るにも関わらず、今会ったばかりの女性に
言い寄ろうとするフランス男には感服し、まだ赴任したばかりのせいか、
これがヨーロッパなんだなと変に感激したことがある。
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by pincopallino2 | 2012-11-30 11:04 | Comments(0)
イタリアの女性 12
僕が始めて赴任した頃のイタリアでは当時の日本ではまだなかった
全自動式の洗濯機だったが、洗濯機なんか信用してなく手洗いの洗濯を
している主婦が多かった。「これでなくちゃ洗濯した気にならないし、
第一綺麗にならないから」と言って、かたはらに置いてある最新式の
洗濯機なんか使わずに、窮屈な格好をしながらバスタブの中でシーツ
なんかを手で洗濯していて、奇妙な光景だった。
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by pincopallino2 | 2012-11-29 12:03 | Comments(0)
イタリアの女性 11
「結婚したら子供の世話をしなければならないし、亭主の
料理を作ったり、臭い靴下も洗わなければならない。独りで
気ままに暮らした方が良い。セックスの相手だってよりどり
みどりだし、あとくされがない。友達も一杯いるから淋しく
ない。年を取ったら年金で暮らせるし、施設に入れば、
手取り足とリの面倒を見てくれる。だから私は結婚しないのさ」と
言ったのはローマに赴任した頃の単身時代に借りた小さな家の
大家だった。若い頃はバールのキャッシャーをやっていたそうだが、
ブラブラして小さいながら家も持っていたから小金位は貯めて
いたのだろうが、家族の団欒なんて欲しいとは思わないのだろうか。
それにしても割り切った考えの女性だった。
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by pincopallino2 | 2012-11-28 17:06 | Comments(0)
イタリアの女性 10
イタリアの男にはマザコンが多いと一時は日本でも評判になったが、
彼等の殆どは父親にも限りない愛情と敬意を抱いている。家庭では
父親が絶対的な権力を持っていて、食事の時も父親が最上席。
お祖父さんやお婆さんはたとえ隠居していても家長の上に坐る。
かっての日本と同じ様に家族の絆が強いようだが、子供の日常の
面倒は母親がみるから、マザコンになるのは当たり前だ。お料理も食べ
なれている母親のつくるものが一番美味しいと思っている。
 イタリア人は我々より開けっぴろげでものをいうからマザコンのように
見えるが、家族愛の表れではないだろうか。お嫁さんも同じような家庭で
育っているので当たり前の事として受け止めているせいか、日本の嫁姑の
ようないがみ合いは少ないようだ。
 それにしても50,60の男までがママ、ママというのは奇異に感じる。
トリノの店で買い物をした時、常連客と話し込んだキャッシャーのおかみさんが、
亭主が何でもママ、ママと言いっぱなし、もう少し男らしくしてくれない
ものかとこぼしていて、なかなか僕の番に回ってこないで往生したことがある。  
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by pincopallino2 | 2012-11-27 11:48 | Comments(0)
イタリアの女性 9
スペインあたりでも同じようだが、イタリアも特に田舎に行くと
道端に屯している老人達をよく見かける。家に居ても粗大ゴミ扱いに
されて面白くない者同志が集まっているのだろうが、毎日朝から晩まで
顔を突き合わせていると、話題もなくなってしまうのかボンヤリと
通る車や人を見ている。多分隠居したり、勤めを定年退職した連中
だろうが、普通は男ばかりで女性は居ない。
 女性は定年がないので家事に忙しいのかもしれない。たまに女性達も
屯していることがあって、その殆どが、黒い喪服を着た未亡人のおバアさんだが、
不思議なことに男性とは別のグループを作っている。殆どが幼馴染み、
顔見知りの筈なのに男やもめ、未亡人になっても男女席同じゆうせずの掟を
守っているのだろうか。彼女等は夫が死ぬと、3年とか5年とか喪服を着て
いるが、黒い喪服は汚れが目立たないし、何処に出かけるにしても
一張羅で済ませられるから喪が明けてもそのままの黒装束で過す人が多い。
そんなお婆さんにはお爺さんの方でも興味がないようだが、若い未亡人だと
顔はスッピンだし、喪服の黒が似合って案外色っぽくなるから、お爺さんは
別として男たちがほおっておかない。
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by pincopallino2 | 2012-11-26 14:40 | Comments(0)
イタリアの女性 8
 戦争中、途中で何回も給油しながらだろうが、戦闘機で日本に飛んで来て、
日本が見えてきた地点で燃料切れで海中に墜落し、日本軍に救助されて枢軸側の兵士と
言うことで箱根だかのホテルに収容されて歓迎を受け、以来日本が大好きになったという
ポン引きと知り合いになった為、ローマ中の街娼婦と顔見知りになった。
  客ではなく、友達として付き合うと、戦後の生活の苦しさがよく分かった。
男にだまされてシングル マザーになったある女は小さな子供をローマ近郊の農家に
預け、自分はローまで会社勤めをしていることにしていると語り、明日は日曜日だから
お土産を持って子供に会いに行くんだと嬉しそうに話してくれた。故郷の母親からの
手紙を読んで聞かせてくれた女性もいて、彼女らに限りない親しみを覚えたものだ。
  
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by pincopallino2 | 2012-11-25 08:58 | Comments(0)
イタリアの女性 7
イタリアは日本と同じ頃,今から50年以上前にメルリンという女性の上院議員の
運動が効を奏して売春が禁止され、当時メルリン議員は男達の怨嗟の的だった。
日本の吉原のように一箇所にかたまった集娼式でなく、イタリアは町の中に娼家が
散らばっている散娼スタイルで、まづ広間に通されるとヤリ手ババアに連れられて
全裸に近い女性がChi mi vuole?(私を欲しいのは誰?)と歌うように言いながら
何人も現れ、客はその中から気に入っ女性を選んで個室に消えるということになって
いたソウダ。娼館はホテルに変わったりして今でも随所に残っていて、僕も
何軒かに泊ったことがあるが、そんな場所、今ではイタリア人でも知らない者が多い
だろう。
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by pincopallino2 | 2012-11-24 11:32 | Comments(0)
イタリアの女性 6
イタリアの主婦はよく働く。ローマの昔は昼休みの時間が3時間位あったし、
家も職場から近かったから職場から戻ってくる亭主や学校から帰ってきた
子供も皆揃って昼食を取るのが一般の家庭の風習だった。だから昼飯は
1日のうちで一番重く、ご馳走も沢山作る。主婦は亭主や子供に朝食のパンと
飲み物の用意をして送り出すと食材の買い物に出掛けて、家族が帰ってくる
午後1時頃迄にお昼御飯の用意をする。お鍋を火にかけて、掃除 や洗濯を
しながら時々お料理の味見をするからたいへんな忙しさだ。その代わり、
夕食は寝る前なのでハムかソーセイジとサラダ位と軽いから、午後は
子供の勉強を見てやったり、手芸をしたり、外出したりと多少の余裕を持てる
ようだ。但し、職住の距離が遠くなって亭主の昼飯に帰る時間が少なくなった
今では昼食時間を1時間位、その代わり終業時刻が早くなったサラリーマンの
家庭の日常生活も変りつつあるようだ。
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by pincopallino2 | 2012-11-23 12:35 | Comments(0)
イタリアの女性 5
昨日の続き。
 ある年の夏。ローマに近い海水浴場で甲羅を干していた。
皆が一定の方向に歩き出し、駆けて行く者もいるので、
行ってみたら、弁当を売っている店の前に人だかりがしている。
野次馬達に取り囲まれた4, 5人の不良っぽい若者がショボンと
していて、傍でオバさんがわめいている。
聞けば、丁度昼食時で、弁当を買う客が並んでいる列に
若い連中が割り込もうとしたのだそうだ。やはり並んでいた
オバさんが大声で彼等をなじったので、またたく間に野次馬達が
集まってきて、口々に非難している。
 見世物になった若者達は人々の非難を浴びてコソコソと逃げ出した。
今の日本でこんなことをしたら、こんな連中に殺されてしまうのだろうか。
教育が悪いのか、躾ができていないのか知らないが、我々も勇気を
持って、世の中を立て直さなければならない。
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by pincopallino2 | 2012-11-22 10:42 | Comments(0)
イタリアの女性 4
平気で見知らぬ人とも気さくに話しだすのは男女共に日本人より
イタリア人の方が上だが、ことに女性はここぞと言う時に男より
勇敢に口をきいてくれる。
 自分の経験で恐縮ながら、フィレンツェのドゥーモ前から
フィエソレ行きのバスに乗った時のこと。小銭がいるので、
小額紙幣を一杯ズボンの後のポケットに詰め込んでいた。
財布でなく直接だから膨らんでいるのをみている男が居た。
 なかなか来ないバスがやっと来たので、待ちわびていた人が
われ先にと乗り込む時、その男が後から押すので気がついていたが、
乗った途端、傍に立っていたおばさんが「お金が沢山落ちている」と
騒ぎ出した。みるとズボンのポケットに入れておいた紙幣が半分くらい
ポケットからはみ出している。ギューギューに詰め込んでいたので、
掏りとれなかったらしい。勿論その男はいち早くバスを降りてしまって
いたが、立錐の余地も無いほど混んでいるバスだから、オバさんが
大声をあげてくれないかぎり、床に落ちたお札には僕自身気がつかなかったろう。
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by pincopallino2 | 2012-11-21 11:09 | Comments(0)