イタリアでパーティがある時、日本人の女性は殆ど着物を着る。
でもパーティ会場では隅の方に一塊りになって、外人と口を
きこうとしない。「壁の花」とあだなされたりしているが、この光景、
日独伊三国協定時代の写真を見ても同じだ。イタリア語は我々
日本人にとって外国語。下手で当たり前なのに物怖じして
イタリア人とは付き合おうとしない。
これは男性の話しだが、国際会議の際、始めて加盟した
日本航空のスタッフが参加するというので、あるアメリカの女性、
多分小さくてオズオズした人だろうと思っていたら、いきなり
「ハロー、 マイ ネイム イズ 何の誰兵衛 ウヲット イズ
ユア ナイム?」と話しかけられて度肝を抜かれたそうだ。
これからは男女を問わず積極的にイタリア人のように
話してもらいたい。片言でも恥じることはないし、それによって
言葉もうまくなる。