彼らが果たして英雄であったかどうかは知らないが、まさに英雄色を好むで、
日独伊三国枢軸同盟の立役者ナチス ドイツの総統ヒトラーにはエヴァ
ブラウン、イタリアのムッソリーニにはクラーラ ペタッチという女性が公然の
恋人として有名だった。日本の東条に恋人がいたかどうかは知らないが、どこかの
待合だか料理家に行って食事の度に呼びつける馴染みの芸者位は居たかもしれない。
クラーラ ペタッチのことはずいぶん前に書いたとおもうが、最近書棚の整理を
していたら、第二次世界大戦のヨーロッパでの終戦の頃、当時の毎日新聞ローマ
特派員の令嬢小野紀美子さんが子供心ながらクラーラとあった時の状況を
「軍事問題資料」に書いた記事が出てきたので、抜粋して紹介することにする。