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クロアチアの旅 9  パグ島
 サダールからパグ島へ。クロアチアのアドリア海沿岸はの北のイストラ半島から
南のドゥブロヴニクにかけて縦に細長い島が幾重にも並び、まさに多島海といった感じ。
多分陸地が陥没してできたのだろう。殆どが白い岩だらけで、緑に乏しいものの、
古い歴史と文化を持っているところも多い。
 パグ島はクロアチア語を勉強していて、手芸愛好家でもある名古屋在住のご婦人から
聞いた場所で、レースと羊のチーズで有名。草もろくに生えていない場所でどうして羊が
飼えるんだろうと思ったが、海藻みたいな草が良い乳をださせるのだそうだ。
 パグ島にはサダールの北に掛っている橋で行ける。島に入ってからの景色は異様だ。
白い岩と青い海と空の青が調和して素晴らしく美しい。8月にレンタカーで同じ道を
通った人がスゲェと100回ほど感嘆の声を連発したそうだが、その気持、よくわかる。
 パグは中世の有名な建築家ダルマチナッツが都市計画をしたとのことで、海辺の
可愛らしい町。もっとひなびて汚らしい所だと思っていたが、真っ白な家が立ち並んで
いた。最近整備したのだろうが、結構良い雰囲気が残っていて、時間が許せばせめて
1晩は泊まりたかった。此処のレースの博物館。しまっていたが、特に開けてもらった。
正規の館員なんかいなくて、学校の先生がヴォランテァで勤めている由。道理で、
午後8時から11時までと変な開巻時間なのがわかったが、これでは見に来る人も
少ないだろう。
 帰りは来た時と逆に島の北からカーフェリーで本土側へ。乗船するジグリエンも
下船したプリズナも人家なんか一軒もない所だった。
by pincopallino2 | 2008-11-15 11:53
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