2010年 05月 13日 ( 1 )
ローマ トラステヴェレのダ メオ パタッカ
  料理の味よりもショウー的な雰囲気で殊にアメリカ人の観光客に人気のある
レストランだった。方言でメオは「私の」、パタッカはその昔急使が乗り継いでいく
早馬を常時用意しておく馬小屋のことなのだそうで、その名の通り汚なくてぼろい
建物。中も古い長テーブルとベンチであまり清潔そうには見えない。冬はそんな
客席の間を庶民の格好をした楽団が幾つも、踊り跳ねながら古い歌を歌って廻るが、
夏になると裏の道にテーブルを出して外でも食べられる。なにしろ築後何百年も
たったような家が並び、道は殆ど昔のままの石畳だから、テーブルもアッチニ
傾いたり、コッチに斜めになったりしている。そのうち、昔の普段着のような格好をした
ジイさんが古い恋の歌を歌いだすが、これが結構うまい。聞きほれていると突然
向かいの家の窓が開いて、デブデブに太ったオバさんが顔を出して歌いだし、
そのうちに上と下で恋歌の掛け合いになる。見上げるローマの夏の夜空には星が
瞬いて情緒満点だった。
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by pincopallino2 | 2010-05-13 11:13