2010年 10月 06日 ( 1 )
フィアット 500 11
ナポリから更に走ってソレントに着いたのは暗くなってからだった。
「帰れソレントへ」の歌で有名なソレントはソレント半島の突端近くに
ある崖の上の町で、ナポリ湾の向こうにナポリの町が見える保養地。
夜など、ナポリの有名な通りヴィア カラッチョロの街灯の灯が
見えたりして、何となく目頭があつくなるような眺めだが、当時は
今と違ってソレント半島に入ると曲がりくねった細い道が続いて
新米の運転手にはかなりきつかった。
  此処で今夜の宿を探さなければならないが、途中休みながらとは
言え、ローマからの運転でヘトヘトに疲れ、喉も渇いていたので
裏街のバールに入った。フレッシュ オレンジ ジュースを頼んだら
親爺の奴、アイヨと言ったままおもてに行ってしまった。
仕方がないから待っていると、手にオレンジを幾つも抱えて戻って
来て、いきなりミキサーの中に放り込んだ。おもてに行ったのは
庭の木に生っているオレンジをもぎに行ったのだ。「アー南の国に
来たのだなー」という思いとともに、この時の新鮮そのものの
オレンジ ジュースの味はいまだに忘れられない。
  その店で、このへんで安く泊まれる宿屋はないかと聞いたら
居あわせた客達も混じって喧々諤々。やっと意見がまとまって
紹介してくれた宿は小さいながら清潔で心地よかった。
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by pincopallino2 | 2010-10-06 11:48