2011年 12月 21日 ( 1 )
イタリア映画 7
  監督兼俳優のヴィットリオ デ シーカも好きだった。
「パンと恋とファンタジー」の中で警察署長に扮した彼が
労働者達が昼飯にコッペパンを食べているところに行って
中には何が挟んであるんだいと聞くと、労働者はパンを
拡げて見せてファンタジーでさと答える場面が特に印象に
残っている。パンの中はカラッポ。パンは買えるようになったが、
おかずまでは買えない当時の社会をよく表していた。
 イタリア映画ではないが、「カサブランカ」の最後の場面、
飛んでいく飛行機を見送りながら警察署長がミネラル
ウォーターを飲み、ラベルを見て「フン ヴィーシーか」と
言って瓶をごみために捨てるが、当時フランスはドイツの
占領下で政府が二つに割れていた。英米側のシャルル
ド ゴール政権はロンドンに亡命していたが、ペタン元帥が
率いるドイツ側の政府はヴィシーにあった。ヴイーシーの
水はミネラル ウォーターとして売っているが、塩っ辛いので
すぐ分る。結局ドイツ側の警察署長も内心では米英側である
ことを言っているのだと分ったのは実際にヴィーシーの水を
飲んだあと、カサブランカを3回目に見た時だった。このこと
映画のパンフレットには書いてあったのかもしれないが、
制作された時代のことを知って見ると映画は面白さが倍増する。
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by pincopallino2 | 2011-12-21 11:51