2012年 04月 12日 ( 1 )
かどづけ
  かどずけという言葉も若い人は知らないかもしれないが、岩波の国語辞典をひくと
門づけと書いて「人家の門口に立って、音曲を奏し、または舞を舞い、金銭・物品を
貰って歩くこと。又はその人」とある。
  戦前は正月になると恵方漫才、獅子舞なんかが何組も来たものだ。普段の時は
本者か偽者かわからない虚無僧なんかが尺八をボーボー吹いてやってくる。
下町や花柳界の夜などは新内流し等がやって来て意気だった。
  イタリアにも門付けはある。 クリスマス近いローマではローマの南の方の
チョチャリア地方からやってきた農夫や羊飼い等がスコットランドのバッグパイプに
よく似た楽器を吹きながら一軒一軒回って歩く。 ザンポニエーレと言うんだと教わったが
ザンポニァーロが正しいようだ。 楽器の名前はザンポーニィア。 音楽とかシンフォニィと
言う意味の古代ギリシア語が語源だそうだから、スコットランドのバッグパイプの元かも
知れない。 因みにチョチャリアは昔ギリシア人が履いていた膝まであるサンダルで
皮ひもを編み上げ靴のように結ぶチョーチャを今でも履いている地方の名。
住民の先祖はギリシアからの移民かもしれない。
[PR]
by pincopallino2 | 2012-04-12 11:06