2012年 04月 23日 ( 1 )
心に残るレストラン 3.
  フリウリ州のゴリツィア。 何の変哲もないレストランで味も特に美味しいわけではないが、
スロヴェニアとの国境にあって、幅5メートルもないような店の前の通おりに高い鉄条網が
はってあった。 鉄条網の向こうは広い広場もある大きな駅だが、イタリア側の人間はそのまま
使えない。 何処の国ともじかに国境を接していない日本の我々には奇異に感じるので眺めて
いたら、店の親爺が゙ 出てきて、東西冷戦の頃は、この鉄条網を乗り越えてイタリアに
逃げ込もうとするスロヴェニア人があとを断たず、警備兵に見つかって目の前で射殺される者も
沢山居たと話してくれた。 もともとイタリアの町だったのに第二次世界大戦の結果、半分が
ユーゴスラヴィア領になってしまったので、逃げてこようとして射殺された人の中にはイタリア人も
沢山いたのだろうと思い、晴れ渡った昼なのに暗澹たる気持ちになったことがある。
[PR]
by pincopallino2 | 2012-04-23 10:55